フット ザ コーチャー(foot the coacher)が、2015-16年秋冬コレクションを発表。今回はその中から、注目の新作をピックアップする。
英国の伝統的な靴作りをルーツに持つ、デザイナーの竹ヶ原。そんな彼が好むテイストの一つにパンクがある。ブランド15周年を迎える今季、フット ザ コーチャーがアニバーサリーモデルとして制作したのは、ブランドのアイコン「KNOCKOUT BOOTS」をベースにした「K.O. BOOTS」。ライダースジャケットを彷彿とさせるサイドジップ、そして存在感のあるラバーソールが、パンクテイストを程よく匂わせる。
そうしたイギリス由来のシューズを基調としながら、ウエスタンのエッセンスを取り入れているのは、今季ならではの試みだろう。ウエスタンブーツと並ぶカウボーイの必須アイテム「THE ROPER BOOTS」や、サイドにウエスタン調の編み込みを施した「SIDE LACE BOOTS」。どちらもブラックカラーで仕上げることで、ユニークなバランスへと仕上げた。
そしてコレクションの中でも、ひときわ大きなインパクトを誇るのが「TWINGLE SHOES」だ。ベースとなっているのは、レザーのアッパーに、ヴァルカナイズド製法でソールを接着したオーセンティックなスニーカー。そのスニーカーソールの上から、さらにビブラムソール"TWEETY"をセメントで接着することで、かつてないボリューム感を実現した。アウトドア風のシューレースを含めて、個性的なアプローチが光るモデルに。
そして今季も小物は充実。ウォレットやクラッチバッグは、ライダースのようなサイドジップでパンキッシュな魅力を。ポーター(PORTER)とコラボで展開されるリュックやクラッチ、ヘルメットバッグには、新しくカモフラージュ柄が登場している。