パリファッションウィークにて発表されたツモリチサト(tsumori chisato)の2011-12年秋冬コレクション。
フィンランドを旅して北欧の光を見たことから始まったという今回のコレクションは、落ち着いたトーンのカラーパレットを用いていつもより少し大人の気分。ペールブルーやピンク、イエロー、グレーなどをブロック状に配したニットワンピは繊細な色味が北欧をイメージさせる。様々な色をミックスしたストライプのタイツはプレーンなデザインのワンピと組み合わせてスタイリングを引き締める。それでもニットキャップや丸いセルフレームのサングラスがシックなスタイルに遊び心を加えるのがツモリチサトらしい。
一方で、白と黒のストライプ、猫や星、貝といったツモリらしいモチーフも多く用いられ、ハッピーな気分を演出する。スパンコールのスカートやラメ素材を編み込んだニットはきらきらと輝き、フリンジつきのワンピはマーメイドのようだ。