ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)の2016年春夏コレクションが、2015年10月12日(月)に、東京・渋谷ヒカリエで発表された。
パリで発表された今季のメンズコレクションと、ウィメンズコレクションを織り交ぜて発表したミハラヤスヒロ。東京で開催した今回のショーは、三原本人が全てスタイリングし、パリでのコーディネートと打って変わってシンプルな趣のルックが並んだ。
デザイナーが住む街でのショーということもあり、“東京らしい”演出を展開。ヒカリエの1階前にあるバス停で演奏したアコーディオンの音を、そのままショーのBGMに使用。その映像をキューフロントでも放映し、空間や時間を超えた現代らしい魅せ方を心がけた。
ウィメンズコレクションのテーマは「New Objectivity」。日本語にするなら「新即物主義」だ。三原自身が男性であることもあり、女性のウェアを作る際、表面的になりがちな傾向に注目。外面的な美しさもさることながら、内面を写し出すことに力をつくし、即物的にワードローブを構成した。
ミハラヤスヒロと言えば、シューズ。ベーシックなブラックのシューズから、起毛がソールの側面に取り付けられたサンダルまで、幅広いバリエーションをみせた。メンズルックは靴が際立つように意識したのか、クロップドやロールアップなど足元に着目しやすい演出がなされていた。