メイド・イン・ジャパンのクオリティーを誇るデニムブランド「KURO(クロ)」。2010年春夏シーズンにデビューし、すでにメンズでは人気デニムブランドとなっている。そのKUROのウィメンズライン「KURO WOMEN」の2011-12年秋冬新作デニムが発表された。
メンズでは6モデル展開となっているが、ウィメンズは3モデル展開。ストレッチが効いたスキニータイプの「FIBRO(フィブロ)」は、シャープで美しいラインが出るように設計。着用時のストレスを感じさせない抜群のフィット感が特徴だ。スリムストレートで、KUROのベースとなるモデルの「GRAPHITE(グラファイト)」は、ヒップ周りと股上の深さが、足を長く見せるよう黄金比に設定されている。3つ目のモデル「FIXER(フィクサー)」は、GRAPHITEよりやや太めのストレートデニム。ボーイフレンドデニムをKUROなりに表現したものとなっている。レングスはやや短め。
左) [FIBRO] HERITAGE WASH01 ¥22,050(税込)
右) [GRAPHITE] HERITAGE WASH03 ¥23,100(税込)
ヴィンテージジーンズさながらの色落ち加工が人気の1つでもあるKUROのデニムだが、ウィメンズでもそのクオリティーは健在。VINTAGE01~05までの5タイプあり、濃い目のインディゴを残したものから、ヒゲやアタリがリアル感漂うもの、ペイントやクラッシュが入りオシャレに着こなしやすくコーディネートにピッタリなものまでバリエーションが豊富だ。
素材・縫製もメンズ同様に拘りを見せる。吉河織物社のセルビッチデニムなど日本が世界に誇る生地を使用。フロントやバック、コインポケットに施されたハンドメイド風のステッチが最大の特徴で、さらに同色の糸で地縫いをするという拘りよう。これは限られた工場にしかない技術である上に、通常に比べ2倍の行程を踏むという手間もかかっている。
モデルカットにあるようにシルエット・ラインがとてもきれいに仕上がっているなど、ディテールの拘りだけでなくトレンドをしっかり押さえている。デニム好きな女性も満足する作り込みだが、この秋冬に1つデニムが欲しいという方にもオススメ!