スペシャリティストア「エストネーション(ESTNATION)」と日本の老舗デニムブランドの「エドウィン(EDWIN)」がコラボレーションした高級デニムライン「Weft & Warp BY EDWIN」が、2011年秋冬シーズンにデビューする。エストネーションが10周年、エドウィンが創業から50周年という両社にとって節目となる2011年に向け、今回のコラボレーションラインのデビューを密かに取り組んできた。
Weft & Warp BY EDWINは、エドウィンが2007年に発売した最高級ライン「Vintage Collection」の手作業による本格的なヴィンテージライクの加工などの技術を継承したもので、デニムのスペシャリストたちの完全手作業で作り出される。デニム生地は最も古いシャトル織機を用い、1日にたった10本分程度しか織ることができない。
左) ゴートレザーのレザーパッチ
右) 内側に縫い付けられたサイン入りの織りネーム
もちろんディテールにも拘りを見せる。セルビッチやコインポケットにはオレンジステッチを使用。レザーパッチはゴートレザーを用い、そこにブランドネームを金で箔押し。レザーパッチも洗い込むことでヴィンテージの雰囲気を醸し出す。そして内ポケットには「Fabric(生地生産工場名)」、「Sewing(縫製工場名)」、「Washing(加工担当者名)」、「Designer(デザイン監修者名)」の4つの署名が入る。
左) Regular Straight Dark col / ¥29,400(税込)
右) Regular Straight Light col / ¥29,400(税込)
5ポケットパンツは経糸にショート・スラブ糸を、緯糸には長く大人しいムラ糸を使用した11.5ozのデニム生地で、ヴィンテージライクな表情に仕上がっている。経糸の染めには江戸藍にみられる赤味をおさえた濃色インディゴをイメージした深みのある色合いに。シルエットはヴィンテージジーンズらしい無骨さの雰囲気を残しながらも、フィット感があるレギュラーストレート。
ワークパンツは緯糸に短いスラブ糸にネップを撚り込んだ糸を使用した、5ポケットパンツよりもライトウェイトな9ozのデニム生地を使用。経糸の染めは、ややグリーン味の濁りを感じる濃色のインディゴで深みのあるヴィンテージを表現。1930年代のペインターパンツのディテールを採用しつつも、腰回りにゆとりがあり、裾にかけて少しテーパードしたシルエットにすることで現代的にモディファイした。全てホワイトステッチとなっているのも当時の特徴を再現している。
左) Denim Jacket Dark col / ¥39,900(税込)
右) Denim Jacket Light col / ¥39,900(税込)
デニムジャケットは、5ポケットパンツと同じく経糸にショート・スラブ糸、緯糸に長く大人しいムラ糸を使用した11.5ozのデニム生地を使用。シルエットはヴィンテージのデニムジャケットよりもショート丈にスリムなシルエットとなっていることで、すっきりとしたスタイリッシュな印象。
展開されるのはデニム(5ポケットパンツ)5型、ワークパンツ1型、デニムジャケット(Gジャン)2型の全8型。エストネーションの各店で8月15日(月)から発売される。