トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER) 2016年秋冬コレクションのテーマは、1920年代にニューヨークへ向けて大西洋を横断する「航海」。ショー会場には、迫力のある巨大な船が出現した。
海軍モチーフやセーラー風デザイン、そしてボーダーなどマリン要素全開の中、どこかフェミニンでロマンティックな雰囲気を混ぜ込み、遊び心に満ちたスタイルを提案。
漁師たちが着ていたとされるフィッシャーマン・セーターは、チュールやスパンコールをあしらうことで女性らしい印象に。ワイドレッグのセーラーパンツはベルベット地で、短めにクロップ。またマリンボーダーはニットやレザートップスのほか、ドレスやスカートの裾にも顔を出した。
さらに、全体を通して目立つのがシフォンやシルクを使ったドレス。肌に優しくまとわりつくようなシルエットに加え、パフスリーブやボウタイによって、とことんフェミニンな印象になっている。船やいかり、鯨などのタトゥー風プリントが散りばめられたデザインもチャーミング。