ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)は、これまで拠点としてきたニューヨークを離れ、イタリア・ミラノで2016-17年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。
今シーズンはミニマルで都会的だ。ベースとなったのは台形スカートで、トップスを合わせても身体を包み込むのは非常に小さな面積。花刺繍を添えたり、キルティングを取り入れたりして、コンパクトなイメージを創り上げている。ショーが進むにつれて、アイテムのバリエーションは豊かになり、ボトムスではラップスカートやハイウエストのロンパース、トップスはシャツやラメ入りノースリーブニットなどを仲間に加え、豊かな表情を創り出している。
ブランドのDNAを感じられるのは、デコレーションで用いられたメタルパーツ。プリーツスカートのひだに添ってキラキラと輝き、ミニ丈スカートの中央をジップが走る。またウエスト周りはスタッズ付きのベルトが囲い、強さと刺激を加えている。
面白いのは、アウターでの表現だ。主人公となったのは、ライダースジャケットで、コレクション最中で何度も変化を遂げる。バックスタイルにキルティング素材を挟み、広がりを持たせたロングバージョン、ボディや腕周りをファーで覆ったショートバージョン、さらに、ラストルックではラメを全面に散りばめた“ダイヤモンドに輝くバージョン”が登場する。
なおブランドは、来シーズン以降も、イタリア・ミラノでのコレクション発表を考えているとのこと。今後の活躍に、より期待が高まる。