ドレスキャンプ(DRESSCAMP)の2016年秋冬コレクションが発表された。今季のテーマは「Animals(アニマルズ)」。ブランドらしいヴィヴィッドな色彩の中に、動物たちが現れた。
ダイレクトに動物を表現するのは、ヒョウ柄やクロコダイルの型押し、そしてボリューミーなファーなど。ヒョウ柄はアウターからトップス、ボトムスまで、様々なアイテムに落としこまれている。ワンピースに関しては、フリルスリーブとチェリーの形に切り抜かれた裾によってガーリーさを加え、バランスをとる。一方クロコダイル柄は、鮮やかなメタリックカラーを使用し、とことんワイルドに。
国内生産にこだわるダウンシュラフ・メーカー「ナンガ(NANGA)」とのコラボレーションによるダウンジャケットシリーズも、インパクトのあるレオパード柄で仕上げた。なお今シーズンはこれに限らず、メイド・イン・ジャパンに注目し、ほとんどのアイテムの素材に国内のものを採用している。
そんなジャングルライクな世界観の中に、ロックテイストを感じさせるのは、存在感のあるスターモチーフ。星条旗を彷彿させるデザインや、大胆なサイズ感であらゆるウェアに散りばめられている。デザイナー・岩谷俊和は「今後ドレスキャンプの定番モチーフにしたい」と語った。さらに、メンズウェアにはミュージシャン デヴィッド・ボウイの曲「ヒーローズ(Heroes)」の歌詞がコートの裾や、ブルゾンの背中など随所に綴られた。
アクセサリーにも目を向けたい。ボリューム感が目を惹くメンズの牛皮スリッポンシューズは、左右に異なる色のネオンベルトが取りつけられ、野生的な着こなしと相性抜群だ。