AKIKO OGAWA.(アキコオガワ)が2011-12年秋冬コレクションを発表した。 50年代、古い価値観を捨て、「自由」に生きる人々の間で流行した「ニュー・ルック」スタイル。その特徴である華麗な丸みをおびた肩と胸、細く絞ったウエスト、そして布をふんだんに使った女性らしいディティールやシルエットなどを、シャープでミニマルな現代のスタイルに落とし込んだ。
カラーパレットはシンプルな黒と白のモノトーンに、ベビーピンクやベージュなどのやさしい淡いカラーが組み合わされて甘さをプラス。アキコオガワの代表的アイテム、マニッシュなテーラードジャケットも、ベビーピンクとブラックの組み合わせやドレッシーなショールカラー、くるみボタンが、映画女優のようにクールでセクシーな女性像を描き出す。
セットアップは、マスキュリンで構築的なシルエットに、アシンメトリーなドレープやネックラインを美しく見せるカッティングで洗練された女性らしさをさりげなくアピールした。フォーマルなドレススタイルは、大胆なフェザー使いや、大都会のイルミネーションを思わせるラメやプリントがポイント。コートもドレスのようにラグジュアリーに仕上げられた。
知性とセクシーさを兼ね備え、自由で器用に生きる現代の女性たちのためのコレクションは、ビジネスシーンからパーティーシーンまで、様々な場面で私達を彩ってくれるだろう。