DIESEL BLACK GOLD(ディーゼル ブラック ゴールド)の2011-12年秋冬コレクション。アンティークとミリタリーを融合し、独自のスタイルを持ち現代を生きる人の服を提案した。
時間の流れにフォーカスし、徹底的にディテールとテクスチャーに拘ることで、ほのかに18~19世紀のニュアンスをプラス。しっかりとした構造と繊細な素材が、着古されたように見えながらも丁寧に仕立てられた服を創り出した。 素材はレザーとデニムを多用し、人間の内面に秘められた強さを強調。DIESEL独自の最新技術によって生み出されるヴィンテージ加工のレザーはまるで都会の一夜を、そして数世紀にわたる年月を生き抜くための鎧のよう。
カラーパレットはカーキ、グレイ、ブラウンをメインにセピア色の世界は、写真や長い年月の間放っておかれたトランクの中の軍服をイメージ。ジャケットをメインとしたレイヤードスタイルは、絶妙な色合わせや素材感を楽しみながら、ポエティックでロマンティックな内面を持つ兵士の姿を表現した。
レディースウェアにはリバーシブルのシャーリング、ソフトスエード、心地よいニット素材等により、構築的なシルエットのアイテムにもソフトな印象をプラス。鈍く光るゴールドのボタンや紋章が現代的でタイムレスなスタイルのシンボルとなった。