トローヴ(TROVE)が2016-17年秋冬コレクションを発表。今季はスコットランド、スカイ島のとある蒸留所で働く人々をイメージして制作した。
トレンチコートやマフラーに太めに施されたチェック柄は、北国に住む男性の姿を連想させる。さらっと羽織れるガウン風のコートや、ワークジャケットは仕事場からそのまま出てきたよう。厳しい寒さをしのぐため、ボリュームのある衿やタートルネック、光沢のあるスヌードやロングマフラーで首元を覆う。
“静けさ、儚さ、強さを併せ持った大地の様な男性像を軸に、穏やかでリラックスできる日常着”。そんなブランドコンセプトの通り、くすんだグレーやネイビーなどのアースカラー、ゆったりとしたシルエットのポンチョやオーバーサイズのロングカーディガンなどでワードローブが構成されている。
ブランド名の“TROVE”は英語で“貴重な収集品”の意味。「時を経ても貴重なアンティークのような服を作る」「古着の様に洋服でありながら収集物でありたい」という想いがこめられている。優しい、リラックスなシルエットや落ち着いた色味のコレクションは、ヴィンテージなイメージを表現していた。