ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)は、2017年メンズクルーズコレクションを発表した。
ここ数シーズン、アウトドアやスポーツを一つのキーワードとしていたトーマス・マイヤーであったが、2016年秋冬コレクションでは一転。‟細く長いシルエット”をポイントに、ロングコートやコンパクトなセットアップを並べ、クラシックの基盤を築いた。
その延長線上にある今季は、キーシルエットである‟ロング&リーン”という個性をスポーティーなアイテムに委ねて、快活な印象へとシフト。パープルジャケットには、アームラインにテープをあしらって縦のラインを意識させ、タイトパンツにスニーカーをマッチさせて、軽快な雰囲気を纏わせている。
ボッテガ・ヴェネタが得意とするレザーは、質感の異なるものを対峙。つややかなしわ入りラムとマットなカーフスエード。また、強い光沢をもつレインウェア地やワックスコーティングしたコットンツイルと、しっかりとした織りのウール、貼りあわせツイードを重ねて、表情の幅を広げた。
アクセサリーラインからは、ウィークエンドバッグやマットカーフのドキュメントケースなど大ぶりなものがラインナップ。クロコダイルの掛け合わせたり、グラフィカルなストライプをのせたりして、個性的に仕上げている。