ロエベ(LOEWE)の2017年春夏メンズコレクションが、2016年6月24日(金)フランス・パリでプレゼンテーション形式にて発表された。
スペイン・イビザ島の夕暮れをイメージした会場は、床面をなめらかなブラックのタイルに統一し、黒くうねる海面を表現。現代を公開するモダンなパイレーツを意識したワードローブは、ヴィヴィッドなカラーリングやゴールドの装飾を駆使し、クラフツマンシップと都会的な要素が混在する世界観を生み出した。
モデルの首にかけられている木製のアクセサリーは、14世紀の木製の器具をイメージしたもの。ライオンや猿、象のぬいぐるみは、プレイフルなアニマルと、人工物の現代感をミックスさせたアクセサリーとして昇華されている。
カリビアンなアイテム以外にも、ジョナサン・アンダーソンらしいアイテムが散見。アンモナイトや三葉虫と言った古代の生き物の化石が、バッグや洋服にプリントされ、キャラクターとは違った“生き物”のモチーフのあり方を提案している。
これらに加え、ゴアテックスを採用したイエローのフーディなど実用的なアウターも。ヒールがハードになったエスパドリーユや、デッキシューズのようなサンダルなど、シューズも多様な表情を見せた。