東京・池袋にあるサンシャイン水族館の屋外エリア「マリンガーデン」が、2017年7月12日(水)にリニューアルオープンする。
サンシャイン水族館は、2011年8月に「天空のオアシス」をコンセプトに、最新の展示手法を取り入れた全く新しい水族館として全面リニューアル。さらに今回屋外エリア「マリンガーデン」が刷新され、世界初を含む5つの新展示が取り入れられた。空・光・水・緑を感じられるように進化した「天空のオアシス第2章」では、ダイナミックな展示で“生き物たちの本来の姿”が見られるという点がポイントだ。
リニューアルの目玉となるのは、世界初展示となる2つのペンギンコーナー。横幅12mもある水槽を頭上に配置した世界初の新展示「天空のペンギン」では、目の前に広がるビル群の上空を飛び交うかのように泳ぐケープペンギンの姿を見ることができる。さらに、見上げれば頭上を羽ばたく姿も。まるで自分が水中にいるかのような感覚を楽しめる、ダイナミックな展示となっている。
さらにここでは、1日2回給餌のパフォーマンス「ペンギン・ダイビングタイム」を実施。餌をめがけたダイナミックな泳ぎを見ることができる。
「草原のペンギン」では傾斜する草原や巣穴、滝が設置され、ペンギンが本来暮らしている環境が作られている。彼らが気ままに歩く様子や、運が良ければ巣穴で夫婦が仲良く暮らす様子、子育ての風景も見ることできるという。
さらに、このエリアでは1日2回「ペンギン・フィーディングタイム」を実施。これまでにない至近距離で、彼らが餌の鯵などを食べる姿を見ることができる。
「天空パス」は「天空のペンギン」水槽から伸びる、全長30mの天空の通路だ。ここでは、モモイロペリカンたちが自由気ままに暮らしており、歩いたり休んだりする様子を、下から見上げるように観察できる。彼らは自分たちの体重とほぼ同量である、約9リットルの水を膨らんだ喉袋に入れることができるという。
見所は「天空のペンギン」で1日2回実施される、「ペリカン・フィーディングタイム」。水中の餌をめがけて、喉袋を大きく膨らませ、45cmもの長い口ばしで狙う姿が見られる。これまで見たことのないアングルでのペリカンたちは大迫力だ。
「カワウソたちの水辺」は、カワウソの生活に欠かせない緑に覆われた陸地や、急流をイメージした水辺を再現。草原でのんびり昼寝をしていたり、緑の間から顔を覗かせたりするほか、水に入れば急流の中をスイスイと泳いだり、深く潜って水中で狩りをしたりと、本来の生態に近い環境でいきいきと動き回る彼らの生活を見ることができる。可愛らしい姿に癒されること間違いなし。
「マリンガーデン」は、日没後になると幻想的な光に包まれた癒しの空間に変化する。水面の光のゆらぎや、滝のライトアップなど、各展示の特徴を生かした演出がなされる。昼はアクティブな生き物たちの様子を、夜は落ち着いた癒しの時間を、それぞれ楽しむことができそうだ。