マックスマーラ(Max Mara)は、2017年プレフォールコレクションを中国・上海展覧センターにて発表した。
今シーズンは、中国人アーテイストのリウ・ウェイとタッグを組みショーを展開。会場にはリウ・ウェイが作り出す架空都市「モノポリス(MONOPOLIS!)」が出現し、モダンな街を舞台に最新ルックが披露された。
イメージしたのは「モノポリス」の陰の地区に住む女性。影がありながらもグラマラスで、白黒映画のヒロインのような佇まい。そんなスリルとエレガンスをあわせ持つ魅惑的な女性に、マックスマーラを代表するカラー、キャメル・ホワイト・ブラックの3色を纏わせた。
ポイントとなるのは1940年代のスタイル。尖ったショルダー、細く絞ったウエスト。チュールスカートやドレスにはギャザーを寄せ、ニーハイのレースアップブーツでかっちりと決めた。ここに、ほつれた生地が重なり合う様を描いただまし絵のエッセンスを投じる。また、タイトなスカートやジャケットには、「モノポリス」の複雑な地形を想起させる幾何学的な模様をジャカードに変えて配して、架空都市をファッションの世界に溶け込ませる。
都会の女性を意識したマックスマーラは、晩夏の猛暑・突然の秋の冷え込みといったリゾートコレクション展開時期の季節をイマジネーション。半袖トップスやファーコートといった異なるシーズンアイテムをミックスさせ、さらっと羽織れるアウターを豊富に揃えた。特にコートは、カシミヤやアルパカなどを用いた気品あるデザインがラインナップしている。