Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)が2012年春夏コレクションを発表した。今季のテーマは、ゴールドのラグジュリアスなセクシーさ。終わらない夏を物語る様な日焼けした肌の上で弾けるのは、シルク、スカーフ、そしてドレスの鮮やかな色彩。ブランドのアイコン的なモチーフのヒョウ、熱帯植物、エキゾチックな花々が幾重にも交差する。
カラーパレットは、空に虹が描く様な暖色として、ディープマゼンダ、カーディナルレッド、ジョイフルピンク、サンキストオレンジ。寒色として、コバルト・ブルー、ターコイズの洗練された組み合わせに、ダークバイオレット、カーキやレモンイエロー、ゴールドの穏やかなニュートラルトーンが散りばめられている。
布をドレープしたり、結んだり、巻き付けた上品なショルダーレスや、ワンショルダーのロングドレス。綾織のシルクとプリント柄のシフォンが滑らかに肌に触れ、洗練されたスタイルに。光沢のある布地で作られたアンフォラパンツのウエストにはトルションディティール、ボリューム感溢れるトップスに小さなバゲット型の立体的なアニマル柄の刺繍。細かいスパンコールを散りばめたトップスにマスキュリンなテーラードジャケットを合わせ、洗練された動きを演出する。夜には、ボリューム感でまとめた装いから一転、溶けた金属の様に体に沿って滑る薄いシフォンをまとい、素肌を覗かせたスタイルに。
耳を飾るのは遊び心溢れるタツノオトシゴのドロップイヤリング。お気に入りの靴やバングルの様に、肌身離さず身につけている旅のお土産を思わせる。足元は、アラビア風に編み込まれたレザーストラップが、サルヴァトーレ フェラガモのアーカイブシューズを彷彿とさせる。1935年のアーカイブモデルからインスパイアされた、溝の付いたヒールや、全体をレザーで包んだ様な高さのヒールは共に金色の靴底が宝石のようなサンダルに時代を超越するようなエレガンスを実現。バックには、面白い質感から生まれる、しなやかなナッパレザーのマキシバックや、編み込まれたレザー、美しいパイソン柄、スエードの紐の重ね使いで作られたバケツ型バック。徹底した職人の技術によって活かされた素材に、魅力的で鮮やかな色を重ねている。
現代的な魅惑と伝統文化を独自に融合させた、贅沢で上品さ溢れるコレクションとなった。
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