1803年、調香師ジャン=ヴァンサン・ビュリーが、フランス・パリのサントノーレ通りに「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」1号店をオープン。
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)は、フランス・パリ生まれのコスメブランド。1803年、調香師のジャン=ヴァンサン・ビュリーによって創業。創業以来、200年以上に渡って、創業当初の理念を踏襲した香水や基礎化粧品を展開し、総合美容薬局としてオープンしている。
ブランドの看板製品はフレグランス。水性香水で香りを妨げる成分を含んでいない。香りは、創業者のビュリーが“自慢の鼻”と経験を活かして、肌に有用な天然の植物原料を使った香りを研究。現在は、アートディレクターのラムダン・トゥアミと美容専門家のヴィクトワール・ドゥ・タイヤック夫婦によってリブランディングされ、“白い花の女王”として愛されるチュベローズに、スパイシーなクローブとバニラをブレンドした「チュベローズ・デュ・メキシク」、ローズのブーケにスパイスの効いたジンジャーとベチバーを合わせた「ローズ・ドゥ・ダマス」など、全12種類のオリジナルのフレグランスを展開している。燻した檜が深く香る「スミ・ヒノキ」やミント、月桂樹、柚子を合わせた「ユズ・ドゥ・キソ」など、日本人になじみのある植物を使った香りもラインナップしている。
香りは、肌にのせて髪に纏わせる水性香水「オー・トリプル」を筆頭に、日本の紙せっけんからインスピレーションを得て生まれたソープ「フゥイユ・ドゥ・サヴォン」、植物由来の石鹸「サヴォン・スゥペールファン」、ボディオイル「ユイル・アンティーク」など、使用するアイテムによって様々な形で楽しむことができる。
また、フレグランス製品をはじめ、スキンケア、オーラルケア、美容道具など多岐にわたるオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの製品は、全て共通して「自然の恵み」を大切にしている。香水やクリーム、化粧水などは天然素材をベースとし、スキンケアも防腐剤のパラベンやフェノキシエタノールなども使用していない。どれも肌に優しい“自然派コスメ”に仕上がっている。
“総合美容薬局”ならではの視点で作られた、植物オイルやメンズ向けのグルーミング商品、汗対策になるみょうばん石など、コスメブランドショップではなかなか見つけられない珍しいアイテムも揃っている。
パッケージは芸術品のように美しいものが多く、ブランドが誕生した19世紀当時のパリを彷彿とさせる、ロマンティックなパッケージが魅力的だ。
日本第1号店は、東京・代官山に2017年4月にオープン。パリ、ロンドン、台北、ソウルに次いで日本に上陸した。
2018年6月、日本2号店が京都三条にオープン。京都店の外観は、日本の茶室にインスピレーションを得た、和の心を感じさせる独特の空間。しかし、内装は、19世紀のフランスらしい空間が広がり、四方に配置された重厚な薬局棚と中心の大理石のカウンターが設けられている。
2018年9月、日本で3店舗目となる直営店を日本橋高島屋S.C 1階にオープン。