ジバンシィ(Givenchy)の2017-18年秋冬ウィメンズコレクションが、発表された。
今シーズンはショー形式を用いず、長年に渡ってメゾンが追い続けてきたジバンシィ・ウーマンの姿を最もジバンシィらしい赤「ジバンシィ・レッド」1色で描くという、新しい試みに着手した。
ブランドの歴史とDNAを改めて考えさせられる、美しい仕上がりのピースは全27体。過去12年から象徴的なシルエットを引き出し、赤1色で表現した。バリエーションは、テーラリングからイブニングドレス、そしてアイコンと言えるスエットシャツまで幅広く、アニマルプリント、宗教的なモチーフ、刺繍、レースといったメゾンを象徴する装飾で個性を引き出した。
それぞれのピースにはビンテージ・タグと呼ばれる、シーズンが明記されたタグが配されている。2009年秋冬のストレッチ素材の全身スーツに「GIVENCHY FW17-18」と表紙のようにロゴを配したルックからスタートし、2013年秋冬の赤~黒のスパンコールで刺繍を施したマーメイドドレス、バンビのスウェットトップス、2015年春夏のスターモチーフのシースルトップスなど。
2006年の花モチーフを添えたレースにリブ袖を合わせたブラウスは、クチュール×スポーツの融合をまさに具現化したもので、ジバンシィのクリエーションを象徴しているピースともいえる。なお店頭では、この赤色だけでなく、黒またはスキン・カラーでも登場予定だ。