モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)は、パリ・ファッション・ウィーク最終日となる2017年3月7日(火)に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。
赤く色づいた秋の山。モンクレール ガム・ルージュの今季の舞台は、見頃を迎えた紅葉たちが彩りを添える季節。テーマは「カナダへの旅」だ。会場中央には落ち葉が敷き詰められ、左右を囲うように設置された巨大なスクリーンでは、豊かな自然を動画で紹介している。ショーのスタートは音楽とともに、このスクリーン上の大自然にさっと陽の光が差し込んだ。間もなく木々は橙色に色づき、一層魅惑的な表情となる。
穏やかな森の中で楽しむトレッキング、ハイキング、そういったシーンをイメージしているのだろうか。モデルたちは、ダウンジャケットやブーツ、大きなバックパック、寝袋風のマットまで装備して、いかにもアウトドアなスタイルだ。ハイキングの準備は身支度からと言わんばかりのフルレイヤードスタイルで、ジャケットやコートの上に、さらにベストを纏っている。
スポーティなエッセンスは強いものの、描いているのはおそらく高貴な女性であろう。合わせたのはツイードジャケットやスカート、レースワンピースなど上品なウェアで、カラーもホワイトやピンクといったフェミニンカラーで統一されている。散りばめた花模様にはビジューをあしらって煌びやかに。ブランドロゴ入りニットで外せば、知的なアウトドアスタイルが完成する。
ユニークなのは、ジップやギャザー、リボンなどによって作り出した立体的なシルエット。アーム部分はパフスリーブになっていたり、裾がフレアになっていたり、動きがあって躍動的に見せている。