ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1piu1uguale3)2017年秋冬コレクションが2017年3月23日(木)、東京・渋谷ヒカリエで発表された。
音楽が鳴り響き会場がランウェイに目を向ける中、暗闇に揺らめく靄の中から表れたのは、俳優の村上淳と渋川清彦。ゆっくりとすこし気だるそうに足を進める彼らが身につけているのは、ブラックのレザージャケットだ。ポケットにはクロコダイルが用いられているほか、袖や背中にはクリスタルで描かれたドラゴンが存在感を露わにする。
その後続くのは、フォーマルなテーラードルックやミリタリーらしさのあるカジュアな着こなし。テーラードルックはシングルスーツに始まり、ツーピース、スリーピースのほか、首元にボウタイを合わせた正装スタイルと様々だ。また英国探偵のようなショート丈のインバネスコートも目に付く一着。中には素材にベルベットやスエードなど、秋冬らしいものが仕様されているピースも。
そんなイタリアやイギリスの紳士を彷彿させる着こなしに挟み込まれたのは、ダウンジャケットや贅沢にファーがあしらわれたモッズコート、スカジャンを取り入れたカジュアルテイスト。スカジャンには、スリーブやバックにタイガーやドラゴンが刺繍で施されている。ブラックやブラウンといったシックな色合いから、カーキ×ベージュ、ネイビー×レッドといったカラーまで。
まるでベッドルームを覗いてしまったかのような、リラックス感のあるガウンも。ペイズリー柄を散りばめ、シルクやベルベットといった高級素材を使用した。カラーブロックデザインのショールカラーとカフがエレガントな印象を残す。
今シーズンは、ウィメンズルックも多数登場。道端ジェシカや森星といったモデルが起用された。彼女たちが繕うのは、レザーのスキニーパンツやミニスカート、裾がフレアシルエットのカットオフデニムなど。メンズ同様アウターにはスカジャンやモッズコート、マントコートなどが合わせられていた。
フィナーレでは、再び俳優陣が姿を表した。パープル・レッド・イエローといった鮮やかなカラーリングのレザージャケットとお揃いのブーツ、そして手には大量のスタッズが散りばめられたクラッチバッグを持ちランウェイを後にした。