ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の2018年春夏メンズコレクションが、2017年6月22日(木)フランス・パリで発表された。
島への旅を描く今季のルイ・ヴィトン。この物語の主人公は、世界各地のリゾート地で、マリンスポーツを楽しんでいる。
彼がまず、トライしたのはスキューバダイビング。必需品のウェットスーツは、ルイ・ヴィトン流にアレンジして着用する。ネオプレンとレザーをボンディングしたマリンスポーツ風のアウター、部分的にレザーを導入したハーフスパッツ。現実的には海には適さないかもしれないが、この架空の旅にそんな心配はいらない。
マリンスポーツ以外に、海辺のロードバイクを楽しめるサイクリングスーツも、トレッキングに適したバックパックも持ち合わせている。特に、このバックパックが秀逸で、ドローコードの紐やスライダーカバーまでレザーで統一し、ルイ・ヴィトンらしくジッパーの持ち手は小さな鍵に。さらに、カバー部分には架空のスポーツチーム名「LOUIS VUITTON」が配されている。
そんな彼だから、スポーツシーン以外でも全く余念はない。オーガンジーを重ねたリラクシングなハワイアンシャツは、まるで草花が浮き出るよう。ビーチでゆったりと過ごすひとときには最適の1枚だ。それからディナータイムに身につけるのは、シアサッカーの軽いジャケット。旅先でのオケージョンに応じたスタイリングには、贅沢な遊び心がたっぷり施されている。
モノグラムには、この幻想的な海を想わせる新たなカラーを採用した。シルバーに輝く「リフレクト」と、海への憧れを表すような「パシフィック」。そして、この2色のバッグにはきちんとバゲッジタグを吊り下げた。そこから彼の旅の目的地がわかるのだが、ホノルルやニュージーランドだけでなく、日本の東京も彼の旅先リストに加えられていたようだ。