2012年2月19日、マルベリー(MULBERRY)がロンドンファッションウィークで2012-13年秋冬コレクションを発表した。毛むくじゃらのモンスターが見守るランウェイに登場したのは、モーリス・センダック原作で、スパイク・ジョーンズが映画化した「かいじゅうたちのいるところ」、そしてティム・ウォーカーの映画「THE LOST EXPLORER」からインスパイアされたコレクション。
ブラウンやグレイ、イエローを秋の森の風景をそのまま落とし込んだかのようなカラーパレットや、ワイルドなファー使い、幻想的なプリントに、タイガー柄が今季のポイント。レトロなジグザグ模様はキラキラと輝き、マルベリーらしいキュートなヴィンテージのエッセンスが効いている。 チャンキーニットに、ロングマフラーや大判スカーフ、シープスキンやレザーのキルティングジャケット、エスキモーのような大きなフードコートなど、あたたかなレイヤードスタイルを楽しめるアイテムが揃う。足元もウェッジソールのブーティーで活発なコーディネート。フィナーレが近づくと、雰囲気が一転。ラグジュアリーなレースを使ったランジェリー風デザインのドレスが登場し、セクシーな魅力を振りまいた。
注目の新作バッグは「DEL REY」。アメリカ人歌手、ラナ・デル・レイの古き良きハリウッドスタイルをイメージしたデザイン。オーストリッチやメタリックなスネークやファーのプリントなど、スーパーラグジュアリーな素材でも展開された。ちょっとレトロでグラマラスなマルベリーガールは、今季も注目ナンバーワンだ。