2012年2月19日、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)がロンドンファッションウィークでヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル 2012-13年秋冬コレクションを発表した。英国的なもの、英国人としての視点や解釈からオリジナルな世界観を築いてきたヴィヴィアンらしく、今季も世界中の様々な歴史や文化のエッセンスをコレクションに落とし込んでいる。
サヴィルローのテーラリングをベースにしたマスキュリンスタイルや、ベルベットのトリミングが施されたエドワード時代の長いジャケットをアレンジしたアイテムの中に、フェミニンな仕立ても絶妙にミックス。チェック、タータン、ウール、モヘア、ブランケット、ケープなど、冬の定番がフレッシュに蘇る。
エスニックな柄はアフリカのボディペインティングをイメージ。イブニングスタイルはチェックやストライプのペーパータフタやダッチェスシルク、サテン織りのウール素材やグリッターなストレッチ素材を使用して、クラシックなシルエットをモダンに魅せた。
Environmental Justice Foundation(EJF)による気候変動避難民のためのNo Place Like Homeキャンペーンを支持するヴィヴィアンは、自らデザインしたTシャツを着用してフィナーレに登場。揺るぎない信念を貫く女性だからこそ作り出せる、アイコニックで上質なコレクションだ。