サポートサーフェス(support surface)の2018年春夏コレクションが2017年9月12日(火)、東京・恵比寿で発表された。今シーズンは透け感のある素材使いや、ウェアに立体感を出すことで、女性の所作を柔らかに演出するようなウェアが揃う。
柔らかいピンク、グリーン、イエロー、クリーンなホワイトといった春の気配を感じさせる色合いのトップスやドレス、スカートがランウェイを彩る。それぞれ透け感のあるシフォン使いや、レーザーによるパンチング加工を施すことで軽やかに仕上げられた。中でも、エアリーなシフォン素材のチューリップ柄スカートは、モデルの動きに合わせてふわりと空気をはらみ、後を続くように弾むように揺れていき、歩みそのものを優雅に見せてくれる。またシフォン風の素材を採用したトップスは、肌が露わになるセンシュアルな一着だ。
動きを柔らかに演出するのは、そんなエアリーな素材だけではなく、「立体感」を生み出すディテールにも見られる。トップスから始まり、ドレス、スカート、コートまで、フレアスリーブやきれいなドレープ、背後を追うかのようなマント風のデザインを取り入れることで、服に奥行きを持たせた。さらに、花や羽根をモチーフにした厚みのある刺繍をあしらうことで、立体感を作り出している。
他にも「立体感」を生み出したのは、ストライプ・ボーダー・ギンガム・チェックといった様々なパターン使い。パンチング加工のスカートは、カットジャカードのチェック柄をラップ風にあしらい動きをつけた。また、ネイビーボーダーのシャツは、テキスタイルをあらゆる角度から切り返すことで、視覚的な立体感に繋げた。