パメオ ポーズ(PAMEO POSE)の2017年ウィンターコレクションが発表された。キーワードは、アラスカの銀世界、中世のモナーキズム、そしてアナーキーなパンク精神と共通項のない3つの要素。それらを組み合わせた言葉「アラスカ モアナーキズム」がシーズンテーマである。
3つのキーワードの内、最もポップで象徴的に描かれたのは「アラスカの銀世界」だ。極寒の地に住むオオカミやシロクマをモチーフとして起用。オオカミはプリントでリアルに描かれ、ビックサイズのスウェットの上にのせた。アームのちょうど肘に当たる部分から、本来の鋭さのない気の抜けた表情で登場している。
シロクマはオーロラと交わり、カモフラージュ風のオリジナルテキスタイルに。前に突き出した前足やツンと伸びた鼻先は、オーロラと交わり曖昧。ラベンダーやサーモン ピンクといったソフトなカラーで彩られることで、より雰囲気は幻想的で美しいものとなる。
アラスカの地でも快適なボリュームコート、スポーティーなスウェットパーカー、ストリートシーンで活躍するカラフルなブルゾン。快活なピースが目に飛び込んでくるが、ベースにあるのはエレガントで女性的なデザインである。
パメオ ポーズ人気のワンピースは、ベルベットを使ってエレガントに仕上げ、袖口はふわりと広げてレースを覗かせた。チェック柄ドレスは、ビショップスリーブにパールのボタンを並べて麗しい印象へと誘っていく。
ただし、コーディネートはアナーキーなパンク精神を活かして。クラシカルなドレスには、人形の足をイメージしたボリュームアクセサリーを”これでもかと”重ね付け。チュールのフレアスカートも何枚も重ねて着こなし、スタンダードから距離を置く。