ミヤオ(MIYAO)2018年春夏コレクションが発表された。今季のテーマは「夜を旅する(journey in the night)」。
夜といえば、思い浮かぶのが「星空」だ。夜空に散らばる無数の星を表現したオリジナルのスター柄が、軽量なアウターからフォーマルなジャケット、ワイドパンツまで取り入れられた。
「繋がっていくことをイメージした。」というデザイナー・宮尾史郎の言葉通り、中には両袖が床に付きそうなほど伸びて結びついた、斬新なデザインも。さらに星モチーフは、フリンジで大胆に表現されたシリーズも展開している。Tシャツやジャケットの前面に立体的にあしらわれ、存在感を放つ。
夜の代名詞として、もう一つ挙げられるのが街を照らす「ネオンサイン」だ。Tシャツには、蛍光色のオーガンザやレースの装飾が大胆にあしらわれている。装飾は服を一周していたり、袖から伸びて連結していたり、前身頃から下に垂れて結ばれていたりと、どこか“繋がり合っている”。
着こなしに組み合わせられた、デコラティブなコルセットもポイントだ。ふんだんにあしらわれた繊細に揺れ動くフリルやタッセルは、まるで流れ星の放射状の動きを表現したかのよう。ベルト感覚で取り入れ、スタイリングにスパイスを効かせた。