パリファッションウィークで発表された、キャシャレル(Cacharel)の2012-13年秋冬コレクション。中国人のデザイナーデュオ、リン・リュウとダウェイ・スンがアーティスティック・ディレクターに就任して2シーズン目の今季。モダンでフェミニンなキャシャレルガールの個性が溢れた、楽しいコレクションに仕上げられた。
デザインには、バウハウスのデザイン運動のイメージを反映させ、1928年に女性として初めての大西洋横断飛行を成し遂げた飛行士、アメリア・イアハート(Amelia Mary Earhart)のスタイルをミックスした。カラーパレットはグレイや、セラドングリーン、スカイブルーなどパステルトーンに、鮮やかなレッドが映える。万華鏡のようなグラフィックは、雪の結晶やクリスタル、羽など自然のモチーフからイメージしたもの。
オーバーサイズのコートにセンシュアルなプリーツドレスやアビエーターパンツを組み合わせたスタイルに見られるように、シャープで構築的なシルエットにフェミニティを共存させたのが特徴だ。自由を楽しむ女性のように、前向きでハッピーな雰囲気のワードローブが提案された。