サカイ(sacai)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで2018年3月5日(月)に発表された。
サカイの作るハイブリットスタイル、今季はマスキュリンなムードを持つ力強いピースの融合によって構築されているように映る。リズミカルな音楽とともに現れたモデルたちが纏うのは、ダウン、MA-1、カウチンニット、レジメンタルストライプのジャケット、テーラードなど見覚えのあるピースたちがドッキングされた新発想のアウターだ。
その結合方法は自由奔放。ダウンで作ったボリュミーなアーム、キルティングとウール地を重ね合わせ2重にした前身頃。バックスタイルをのぞけば、ギャザーでウエストを絞っているものもあれば、シフォン素材でふわりと仕上げたものものもある。似通ってみえるのに1つとして同じものはない。
パンチの効いたストライプ模様、イーグルのモチーフ、マスキュリンなチェック柄。テキスタイルにのったのは、そういったパワフルなエレメントである。発色のよいカラーストリング、金ボタン、ハトメ付きのリボンといった随所に散りばめられた装飾も、力強さを印象付ける。
足元を見てみると装い同様に、ポップな遊び心が満載。サイドゴアブーツ、ピンヒールのブーティ、ストラップサンダルなどには、レオパード、ゼブラ柄などアニマルパターンが描かれていて、左右ちぐはぐの柄のシューズをコーディネートしている。