アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)が、アメリカ・ニューヨークで2018-19年秋冬のブライダルウェアを発表した。
誕生したのは、女性が結婚式の時に着用するウェアというウエディングドレスの固定概念を打ち破るピースだ。こだわったのは、複数回にわたって着用することができるサスティナビリティー。そして、光沢のあるサテン、繊細なチュール、なめらかな肌触りのシルクジャカード、通常ウェディングドレスとは縁のなさそうなラバーといった異なる素材を起用したこと。
カラーはすべて白で統一。異なるトーンのホワイトが交えることで、洋服をドラマティックに見せた。膝下のスリムなロングドレスはアシンメトリーにカット、フリルやラッフルが施されたスリムフィットなドレスにはコルセットを内蔵させて、シルエットに変化をつける。実験的なカッティング、有機的な形の落とし込み、細かな作業を繰り返すことで、ユニークな美しさを構築していく。
ドレスに不可欠なブライダルベール。ここには、オリジナリティを加えるために、世界各国の民族から着想を得た要素を投入した。また、ドレスにも、伝統的なオーストリアの民族衣装からインスピレーションを得て、花の刺繍を施している。
セクシーなシャツドレス、グラマラスなパンツスーツ。通常のウエディングシーンでは見られないジェンダーレスな装いも、アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッドならではのラインナップとなっている。