パリファッションウィークで発表された、ラフ シモンズ(RAF SIMONS)の2012-13年秋冬コレクション。
クラシックなシルエットをベースにした、オーバーサイズのアウターやトップスが主役。カラーパレットはグリーン、ブルー、イエロー、ワインレッド。ボトムスはすべてショートパンツとシンプルなスニーカーで、襟元にはダークトーンのネクタイを締めた。
グラデーションに染められたニットは、背中から同じように染められたつけ毛が"生えている"。1920年代のクロッシェやヘルメットをイメージさせるニットキャップもユニーク。
自らの世界観を凝縮したこのコレクションで、ストリートとラグジュアリーをフレッシュに融合させてみせたラフ・シモンズ。ジル・サンダーのクリティブ・ディレクターを見事に務め上げた後、クリスチャン ディオールのアーティスティック・ディレクターに鮮やかに転身を遂げた彼に周囲の期待と羨望のまなざしが集まっているが、今後どのようなコレクションを披露してくれるのか今からとても楽しみだ。