ミュウミュウ(MIU MIU)は、サウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスールが手がけた新ショートフィルム「The Wedding Singer’s Daughter」を公開。
2011年よりスタートした、ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」では、これまでクロエ・セヴィニー(Chloë Sevigny)やダコタ・ファニング(Dakota Fanning)など、世界的に活躍する女性たちを監督として招き、様々なストーリーを綴ってきた。
「女性たちの物語」の新作は、サウジアラビア初の女性監督としてスクリーンデビューを果たした、ハイファ・アル=マンスール監督が担当する。サウジアラビアで生まれ育った彼女ならではの視点で描かれた処女作『少女は自転車にのって』で、国内初のアカデミー外国語映画賞候補に輝いた実力派監督が、80年代のサウジアラビアを舞台に、新しい物語を描き出す。
作品は、サウジアラビアのリヤドで行われた結婚式をテーマにスタート。厳しい男女分離の戒律があるサウジアラビアでは、華やかな衣装に身を包んだ女性の姿が、男性の前で披露されることはない。上から伝統衣装の黒いアバヤを羽織り結婚式場へと歩を進める女性たち。
しかし、会場に着くと一転。女性たちだけで始まった宴では、アバヤを脱ぎすて、煌びやかなドレス、グラマラスなヒールでドレスアップした彼女たちの姿が映される。会場に流れるウェディングシンガーによるミュージック。のびやかな歌声が会場を包み込むなか、突然停電が起こり、予想外かつドラマティックなストーリーが展開されるのだ。
登場する女優、モデルたち、そしてメッセージ性の高いストーリーと並んで、作品に色を添えるのは、ミュウミュウのファッションアイテム。マトラッセのレザーバッグやビジューで飾られたレザーグッズ、襟付きの上品なドレスといったピースが、時にはストーリーを強調し、時には対立性を示すことで、物語に奥行をもたらしていく。
なお、新フィルムはヴェネツィア国際映画祭で発表され、現在ミュウミュウ公式サイトでインタビューとともに紹介されている。
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