リーボック(Reebok)、リーボック クラシック(Reebok CLASSIC)のスニーカーを定番から最新モデルまで一挙紹介。リーボックのスニーカーといえばポンプシリーズというイメージが強いが、ここではポンプシリーズ以外のモデルを取り上げていく。ポンプシリーズのまとめはこちらから。
イギリス発祥のスポーツブランド、リーボック。前進ブランド「J・W・フォスター」のスタートは1900年までに遡り、そのルーツはナイキ(NIKE)やアディダス(adidas)よりも古い。
元陸上競技選手であった、創業者のジョセフ・ウィリアム・フォスター(Joseph William Foster)はより速く走れるシューズを追求。1958年に社名を現在の「リーボック」に変更し、多数の有名アスリートにシューズを提供。1980年代後半には、海外マーケットにも積極的に進出するようになり、“ポンプ テクノロジー”に代表される革新的な技術をシューズに搭載し世界的な知名度を得た。
そんなリーボックが作るスニーカーはランニングをはじめとするスポーツシューズが元になったモデルが豊富。ヴェトモン(Vetements)などの海外ブランドともコラボレーションするなど、ファッションシーンでも熱い視線が送られている。
1990年に登場した「ベンチレーター(VENTILATOR)」は、“軽量且つ速く走れる”をテーマに作られたランニングシューズ。日本語で「送風機」という意味の通り、サイドに搭載されたウィンドウメッシュによる高い通気性が特徴。またクッショニングには、軽量の衝撃吸収素材・ヘキサライト、さらにアーチ部分には、ポリウレタンエラストマーを搭載することで、着地から蹴り出しの安定性を高め、スムーズな足運びを実現した。
「GL」とは"Go Light"の頭文字。その名の通り軽量性とともに軽快に走るランナーをサポートし、リリース当時にはトップラニングモデルとして人気を博したモデルだ。
サポート性やプロネーションを防ぐようにデザインされたヒール構造と2層の異なる強度を持ったミッドソールを搭載した「GL 6000」は1985年にオリジナルが登場。元々シリアスランナー向けに作られたランニングシューズだが、現在はアッパーにスエードを採用するなど、デイリーのカジュアルなスタイルにもマッチするモデルなどもリリースされている。
「GL 3000」は「GL 6000」を現代風にアップデートしたモデル。そのは着心地や幅広いスタイルにマッチするカジュアルなルックスもさることながら、リーズナブルな価格も魅力。
ボリューミーなソールとオフロード対応の優れた耐久性を特徴に持つランニングシューズ「アズトレック(AZTREK)」。80年代、90年代の名作シューズを現代に復刻する「ALWAYS CLASSIC」シリーズとして2018年に復刻された。
「クラシックレザー(CLASSIC LEATHER)」は、1983年にリリースされガーメントレザーによる高いフィッティングと優れたグリップ性能で、現在のリーボックにおいてもポピュラーな一足。画像は2016年に登場したケンドリック・ラマーとのコラボレーションモデルだ。
「アズテック(AZTEC)」は、1978年にアメリカのランニング雑誌「ランナーズワールド誌」で、最高の五つ星を獲得した“名作”との呼び声高いランニングシューズ。発売当時は画期的だった、硬度の異なる素材で構成したミッドソールをはじめ、交換可能なカーボンラバーヒールやパフォレーションを施したポロン製のクッションインソールなど、優れた機能性でランナーから絶大な支持を得た。
1995年発売のランニングシューズ「ラピード(RAPIDE)」。デザインは、古き良き80年代のレトロなシルエットを継承しつつ、90年代のリーボックを象徴するロゴ「ベクターマーク」を、サイド、シュータン、そしてヒール部分にあしらっている点がポイントだ。
「インターバル」は、1996年に登場しトップアスリートからストリートシーンまで幅広い層から人気を博したシューズ。発売の翌年には、様々な素材やカラーでデザインされたモデルが続々と追加発売され、リーボックのランニングシューズにおいて代表的なモデルとなった。
1985年に登場した名作テニスシューズ「クラブ C(CLUB C)」。高いフィッティング性と優れたグリップ性により、テニスコート上でアスリート達を魅了したのはもちろん、そのスマートでクラシックなデザイン性から、ストリートシーンでのファッションアイテムとしても人気を博したスニーカーだ。