フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、イタリア・ミラノで2018年9月22日(土)に発表された。
春夏シーズンの到来、ブランドが暖かな季節にするのは、ホワイトやベージュなどの優しいカラーを主役にした爽やかなピース。素材もシフォンやレースなど、エアリーなものをセレクトし軽快に仕上げている。
コレクションには、ワンピースやブラウスなど、フェミニンなウェアが多く登場しているが、どれもシルエットに緩急をつけた、こだわりのフォルムが特徴的だ。バルーンスリーブで袖元にボリュームを持たせたり、胸から肩にかけて大きくなフリルをあしらったり、ショルダーに立体的なフリルを添えたり…一定部分にボリュームを持たせている。
かと思えば、ウエストラインはボディラインに寄り添うようにタイト。ステッチでデザイン性を高めた肘下のアームも、ぴったりと肌にフィットしている。
レングスはとにかく短く。ワンピースやスカートの類は、膝下20cm以上の超ミニ丈が基本だ。ショートパンツも裾を斜めにカットアウトすることで、そのショート丈を強調している。時折、ロングドレスが展開されるが、その長い丈を忘れさせるほど深いスリットが入っている。パンツはテーパードが主流で、くるぶしを見せてフレッシュに仕上げた。
ウエストライン、そしてヘッドピースとして起用されたのが、ナチュラルな印象のロープ。クラフト感のあるロープがベルトに代わり、ヘアバンドに変身し、優しげなムードを加えている。