ナナミカ(nanamica)の2018年秋冬コレクションが発表された。テーマは「Blowinʼ in the north wind」。
今シーズンは、ブランドの合言葉である「ONE OCEAN, ALL LANDS.」(海は一つで世界はつながっている)に立ち返り、"海が似合う"服を意識したピースを展開していく。
注力したアイテムは、月を追うごとに変化していく秋冬の気候に応じて仕立てた8つのスーツだ。これらのスーツには、機能的かつ天然素材の表情を持つ素材を多く採用している。
たとえば、かつて軍艦の船員が着用していたワークウェアにインスパイアされたショールカラージャケットとデッキパンツのスーツには、ウールサージの風合いを持つポリエステルを使用。残暑が続く初秋に適した仕上がりとなっている。
ステッチを効かせたラペルドジャケットとスラックスのスーツには、着古したキャンバス地のような合繊素材が起用されており、海風にさらされていたようなムードを放っている。
ぐっと冷え込む冬になると、ドロップショルダーのパテッドジャケットが登場。ゆったりとしたシルエットのこのジャケットは着丈も長く設定しており、程よい太さのあるスラックスとスタイリングすることでモダンな佇まいのスーツとして着用することができる。
コレクションを彩るのは、マリンルックに欠かせないトリコロールカラーが主流。落ち着いた色合いのレッド、ネイビー、ホワイトをベースに、カーキやグレーといったニュアンスカラーを取り込んでいる。
スタイリングのテーマは「Alternative Dressing」(型にはまらずに着飾ろう)。本来ならばシャツにネクタイを締めるスーツスタイルに、アクティブなアノラックパーカを差し込んでも良し。チェックやストライプのインナーで遊び心を加えるのも良し。裾に向かって広がるニューシルエットに進化した、アイコニックなゴアテックス コートを羽織って、通勤服をスポーティーに楽しむ提案もなされている。
また、コレクションに登場するキャップやシャツには、ナナミカの新たなロゴをワンポイントで配した。「七つの海の家」の意味を持つブランド名から"七"を、nanamicaから頭文字の"N"を取り、その2つを重ねるようにしてデザインされている。