ミリタリーウェアとワークウェア。いつのシーズンも変わらずメンズデイリーファッションに馴染んできたそれらは、今季もまたスポットライトを浴びる。今シーズンは、特にミリタリーベストが豊作。また、1枚で決まるオールインワンも注目したいアイテムのひとつとなりそうだ。
本記事では、まだ少し肌寒い春先から真夏まで、ミリタリー&ワークウェアを存分に楽しめるアイテムを紹介していく。
暖かくなってきたとは言え、まだ少し肌寒い日が残る4月。メンズアウターのド定番であるMA-1はそんな季節に活躍してくれるアイテムだ。例に挙げたのは、コレクション全体でストリート全開のヴァレンティノ(VALENTINO)と、クリーンなコレクションを展開したクリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)。
年々進化を続けているMA-1。しかしながら、カーキのナイロンツイルにオレンジライナーを合わせた“ザ・王道”は是非1枚。MA-1初心者ならスタンダードを最初に買うことをおすすめする。一方、変わり種もコーディネートの幅を広げるポイントに。軽やかな素材やシルエットの緩急、そしてテイストハイブリッドなどによる“進化系MA-1”も増えてきている。
MA-1と同じく、まだあたたかい春先に活躍してくれるモッズコート。パステルカラーやネオンカラーも流行の兆しを見せている今季は、明るいカラーのモッズコートも面白い。明るいカラーは一気に春らしい装いへと導く。
春夏なら、ソフトな素材感にシワ加工やギャザーのディテールを織り交ぜた軽やかな1枚をチョイスして。脱いで持ち運ぶ時も、シワ加工なら着にならず折り畳めるのも嬉しい。
今シーズン、オーバーサイズの流行もひと段落し、シルエットがタイトなものも多数。M-65などの細身のフィールドジャケットへと目を向けるのもよさそうだ。例に挙げたルックは、マーガレット ハウエル(MARGARET HOWELL)、コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)、ラッド ミュージシャン(LAD MUSICIAN)。
思い切り振りきってミリタリーも楽しいが、サファリジャケットは合わせ方次第でクリーンな印象に。また、スニーカーを合わせればフレッシュな印象もプラスできる。
変形ジャケットは、ミリタリー感が出すぎないので、意外と馴染み良いアイテムだ。各ブランドのアレンジの効いたフィールドジャケットで、ミックススタイルを楽しんで。