パコ ラバンヌ(paco rabanne)の2019-20年秋冬コレクションがフランス・パリで発表された。
今季の起点は、1930年代そして1960年代の”ハリウッド黄金期”。ディスコや軍事イベント、レッドカーペットなど、その時代の華やかな社交場に視点を定め、参加者たちが纏った衣装や愛したファッションにフォーカスを当てた。
Francoise HardyやJimi Hendrixなど、軍事パレード参加者たちから着想を得たナポレオンジャケットは、襟、袖口に金糸で煌びやか装飾を施し、華やかに仕上げた。ロングコートは、袖口の金刺繍だけでなく、襟から裾までファーをあしらうことでよりゴージャスな雰囲気を作り出した。
1930年代のオートクチュールから切り取ったドレスやビスチェには、花々や扇型モチーフのグラフィカルパターンをのせて。前後アシンメトリーなスカートは、パーティードレスのようにバックスタイルがロング丈になっていて、エレガントなムードを放っている。
ディスコシーンから選出されたディスコパンツは、メタリックピンクやパープルの”派手”な配色が魅力。ゼブラ柄のニットやギンガムチェックのロングコートなど、パンチの効いた個性的なアイテムとミックスコーディネートすることで、活気あるナイトシーンを表現している。
円形のパーツが連なったブランドを代表するバッグからは、誕生から50年を記念したアニバーサリーデザインが登場。また、星のパーツを組み合わせたポップなスタイルも提案されている。