建築やアートのエッセンスを取り入れたユニークなデザインのシューズが注目を集めるブランド、ユナイテッド ヌード(UNITED NUDE)。2012年9月には、ルミネ新宿店 ルミネ2に待望の日本初のオンリーショップがオープンし、9月7日から9日までの3日間、東京・青山にポップアップ ショップも登場した。そんな人気上昇中のユナイテッド ヌードのディレクター、レム・D・コールハース(Rem D Koolhaas)へのインタビューが実現。
建築家でもあるレムは、プラダ(PRADA)の店舗デザインなどを手がけるオランダの建築家、レム・コールハースを叔父にもつ。以前から映画製作など、建築以外の創作にも積極的な活動を見せており、2003年に自身のブランド、ユナイテッド ヌードをイギリスの靴職人、ガラハド・クラーク(Galahad Clark)と共に立ち上げた。以来、The Rotterdan Design Awardを受賞したファーストモデル、"メビウス(Mobius)"に代表されるように、独自の感性でクリエイションを続けている。
今回は、オープンしたばかりのショップのことや、彼のユニークなデザインなどについて話を聞いた。
最高ですね。私は、幼い頃から両親が集めていた日本のアート作品に囲まれて育ってきましたし、日本のデザインは、私にインスピレーションを与えてくれますから。でもこれは初めの一歩であって、今後も日本で何店舗か展開していきたいと思っています。近い将来では、1ヶ月後に大阪の阪急うめだ本店に2店目がオープンする予定です。
はい、コンセプトは"ダーク ショップ(DARK SHOP)"で、映画館をテーマにしています。LEDの照明は靴のみを照らし出し、他の店内の照明を最小限にすることで闇を作り出しています。そうすることで、靴の周りの空間を無くし、靴を目立たせることができるのでとても良い見せ方だと思っています。