10年目を迎えるブランドの未来

10周年に向けて何か特別な計画はありますか?

まだはっきりとは決まっていませんが、いくつかの場所でエキシビションを行うと思います。例えば、一番最初に作った"mobius"を10色展開させて、ずらっと並べたら圧巻だと思うんです。あとは、限定モデルの販売、iPadの、コラボレーション企画なども考えています。

オートクチュールで知られる若手デザイナー、イリス ヴァン ヘルペン(Iris Van Herpen)とのコラボレーションは今年で5度目ですよね。アヴァンギャルドなコラボ作品はいつも話題を呼びます。コラボレーションはよくされるのですか?

いろいろな人とのコラボレーションは大好きです。刺激にも、リフレッシュにもなります。自分だけでは思いつかないアイディアが生まれますしね。この間は、レディー・ガガのためにも靴をデザインしました。ニューヨーク・ファッション ウィークで彼女が履いている姿を見かけると思いますよ。製品化が実現するかどうかは分かりませんが。アーティストや建築家、それに靴を作る技術を持たないブランドなど、これからコラボレーションの比重はさらに大きくなっていくと思います。

これまでの10年間、様々なチャレンジをしてきたと思うのですが、今後挑戦したいことはありますか?

私たちのブランドは挑戦的で、いつも何か新しいプロジェクトに取り組んでいます。見てもらって分かるように、たくさんのプロダクトをデザインしてきました。それは今後も続くと思います。そうですね、サングラスとかいいですよね。靴だけにとどまらずいつかライフスタイル関わるもの全ての物をデザインしていきたいです。

Interview and Text by Reiko Aoyama