shiro(シロ)が「SHIRO」へリニューアル。ブランド創立10周年を記念してビジョンを一新する。一体、「SHIRO」はどのように変化するのか?これまでの10年の歩みとともに「SHIRO」にクローズアップ。
SHIRO(シロ)は、北海道でスタートしたコスメティックブランド。当初、こだわりの素材を使用しライフスタイル製品を提案する「ローレル(LAUREL)」として展開していたが、2015年よりブランド名を「shiro(シロ)」に変更し、ヘッドスパなどを行うサロン「シロ ビューティ」、食品や雑貨を扱うセレクトショップ「シロ ライフ」、素材を生かした飲食と空間を提供する「シロ カフェ」など、業態を拡大していった。
ここでは、前身ブランド「ローレル(LAUREL)」の時代まで遡り、ブランドの10年の歩みにフォーカスを当てる。
SHIRO(シロ)の前身となる「ローレル(LAUREL)」がデビュー。これまでOEMブランドとして様々な企業の製品を製造していたが、“自分たちだけが毎日使いたいものを作る”をコンセプトに自社ブランドをスタート。
国内で流通のなかったローレル=月桂樹の実のオイルに着目し、日本で初めてトルコから直輸入に成功した。ブランド創設当時は、コールドプレス製法で作った石鹸を中心に展開。ブランド1号店は札幌ステラプレイス店で、約80品種を取り扱っていた。
現在のスキンケアシリーズの先駆けとなる、フェイスミスト・マスクといった顔用保湿製品の展開をスタート。ブランド創設当時から変わらず、海藻やアロエなどの自然素材をシンプルかつ最大限に使用した製品を作ってきた。
フレグランスは香りのバリエーション増やし、現在SHIROで人気No.1のサボンの香りもこの時期に生まれた。また、新素材としてガーナのシアバターに着目し始める。
発売するたび“売り切れ”が続出するSHIROの期間限定フレグランスは、2010年7月よりスタートした。サクラ、ココナッツなど、季節を感じさせる香りを揃えて、ボディミルクや入浴剤、キャンドル、ポプリなど、コスメから雑貨まで幅広いアイテムを揃えた。
また、夏に人気のアイスミントも2010年に誕生。ひんやりと気持ちいい清涼感を求め極限の処方を探ったシリーズは、今なお高い人気を誇る。
スキンケアライン「ソザイ ローレル(sozai LAUREL)」がスタート。SHIROのアイコン素材であるがごめ昆布をはじめ、酒かす、菜の花、よもぎなど、身近なところから製品に活用できる素材を見つけ出した。
北海道を中心に全国の生産者のもとへ足を運び、見た目が悪く食品としては販売できないものや、捨てられてしまう部位なども活用し、エシカルな思想でものづくりを始める。
フレグランスシリーズが拡大し、ファブリックミストや食器洗剤などの新アイテムが登場。ヴァーベナ、ローズ、ラベンダーや、サボンの香りを大人っぽく仕上げたサボンⅡ、現在定番のホワイトリリーなど、新しい香りを増やした。
初のオーガニックシリーズ「ソザイ ローレル オーガニック(sozai LAUREL organic)」が誕生。無農薬栽培の素材を使用して、小豆島の有機オリーブや有機ハーブ、有機ゆずなどを取り入れた。同時にパッケージも、シンプルに素材の良さを伝える新デザインとなった。