高梨真奈美(広瀬アリス):興味本位で犯行予告現場に来てしまう。イヴの夜を楽しみたい会社員。
来栖公太(井之脇海):恵比寿に爆弾を仕掛けたとTV局に電話が入ったことから中継に向かうが…犯人に仕立てられてしまうテレビ局契約社員。
泉大輝(勝地涼):世田とバディを組む生真面目な新人刑事。
礒山毅(鶴見辰吾):日本の総理大臣。
須永尚江(財前直見):IT起業家・須永の母親。
鈴木学(大場泰正):事件の捜査の指揮を執る警視庁捜査一課管理官。
印南綾乃(加弥乃):高梨の同僚で須永とも接点をもつ会社員。
高沢雅也(金井勇太)、謎の探偵(野間口徹)。
大規模なセットを使用した、ド迫力のシーン満載の本作だが、中でも見どころとなるのは、渋谷スクランブル交差点を忠実に再現したセットだ。2019年に行われた撮影期間中は、延べ1万人のエキストラが参加。爆破直前のシーンでは、出演キャストと大勢のエキストラが共に熱演を繰り広げた。
なお、また映画化に連動して、小説のタイトルも『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』へと一新。文庫化された作品も店頭へと並ぶ。
12月24日、東京。恵比寿に爆弾を仕掛けたという電話がTV局に入る。そこで半ば疑いつつも中継に向かった来栖公太は、たまたまいた主婦・山口アイコとともに事件に巻き込まれる。犯人の罠にはまり、実行犯へと仕立てられてゆくのだ。
その様子を朝比奈仁が静かに見つめるなか、爆発は起きる。そして次の犯行予告が動画サイトに上がる。「標的は渋谷・ハチ公前。要求は首相との生対談。期限は午後6時」。独自の捜査を行う刑事・世田志乃夫と泉大輝、一帯を封鎖する警察、事件を一層煽るマスコミ、騒ぎを聞きつけた野次馬たち。様々な思惑が交差する渋谷のスクランブル交差点に“その時”が訪れる。それは、日本中を巻き込む運命のXmasの始まりだった。
【詳細】
映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』
公開日:2020年12月4日(金)
監督:波多野貴文
脚本:山浦雅大
出演:佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、鶴見辰吾、財前直見、大場泰正、加弥乃、金井勇太
原作:秦建日子「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」(河出文庫刊)