ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)2013-14年秋冬コレクション。「ELECTRIC AFRICA」をコンセプトに、エッジのきいたシャープなスタイルを打ち出した。
コレクションのキーワードとなったのは、「TRIBAL TRIANGLE」。エスニックな空気をどことなく含みながらも、エッジィでインパクトのあるそのモチーフは、ニットの刺繍だけでなく、アクセサリー、さらにはカッティングにまで使用されている。
全体的にテーラードスタイルをベースにしていながら、ストリートの要素が目立つことに注目したい。エッセンスを加えているのは、ボリューミーなスニーカーや、バックパック、長い裾がドッキングされたような変形アウター。さらに、花柄やトライバル柄、チェック柄にも使用されたネオンカラーや、ビビッドなオレンジやブルー、そしてメタリックレザーの光沢感が、スタイルを加速させた。
ボリュームバランスも特徴的で、細いパンツにはビッグショルダーのアウターを、コンパクトなトップスにはワイドパンツをコーディネート。フレアパンツは、クロップド丈やショート丈にすることで、ユニークなシルエットに仕上がっている。
レザー×ファー×パイソン、チェック×花柄×エレクトリックカラーといったように、クセの強い柄や素材、アイテム同士を果敢に組み合わせ、新たなスタイルを模索した今回。その飽くなき探求心から生み出されたショーには、シャープで洗練された印象と共に、確かな強さがにじみ出ていた。