人気キャラクター“ピングー”40周年を記念した展覧会「ピングー展」が、2021年2月3日(水)から2月23日(火・祝)まで大阪・大丸梅田店13階特設会場にて開催される。また、大阪開催後、2022年まで全国を巡回する予定だ。
スイスの映像作家、オットマー・グットマンによって1980年に誕生した「ピングー」は、南極を舞台に、ペンギンのピングーとその仲間たちの愉快な日常を描いたストップモーション・アニメーション。日本を含む世界155ヶ国以上の国と地域で放送された世界的な人気作品だ。
「ピングー展」では、そんな「ピングー」の魅力をたっぷりとお届け。原作者オットマー・グットマン所縁の資料展示に加え、当時スイスのスタジオで使われた本物のクレイ人形やジオラマ、フィルム、日本初公開の原画や絵コンテ等、「ピングー」制作の貴重な資料約400点が集結する。
エントランス
エントランスで出迎えてくれるのは、ピングーのオリジナルアニメーション。南極に住むピングーと仲間たちが、彼らが暮らす世界へと誘ってくれる。
第1章 ピングー誕生秘話
「第1章 ピングー誕生秘話」では、原作者のオットマー・グットマンにまつわるエピソードや、オットマー直筆の字コンテやメモ表、クレイフィギュア、ジオラマといった制作資料を初公開。オットマーとスタジオのスタッフがどのようにしてピングーを生み出していたのかを紐解く。
第2章 クレイアニメーション
「第2章 クレイアニメーション」では、エピソードと共に実際に撮影で使われたクレイ人形を紹介。また、ジオラマの展示や、ピングーの原案となったパイロットフィルム「南極からやってきたピングー」も公開する。
第3章 魅力の詰まった制作スタジオ
「第3章 魅力の詰まった制作スタジオ」では、ワンシーンを再現したジオラマや、ピングースタジオで使用していた撮影台の模型を展示することで、制作過程や撮影方法を紹介。また、ピングーと仲間たちの無邪気で多彩な表情を集めた「ピングー百面相」や、アフレコ収録シーンを映像で展示し、「表情」と「声」という「ピングーのこだわり」に迫る。
第4章 ピングーのアートピース
ピングーの伸縮自在で愉快な体の動きは、クレイの特性を活かした表現。「第4章 ピングーのアートピース」では、グーンと伸びたり、平たく潰れたり、自由に表現された体の動きを「時間オブジェ」として展示し、クレイ人形の魅力に迫る。また、人形だけでなく作品を彩る小道具も含め、ピングースタジオのスタッフ手作りのクレイを集結させる。
第5章 3DCGアニメーションとこれからのピングー
「第5章 3DCGアニメーションとこれからのピングー」では、2017年より日本で制作された3DCGアニメーション「ピングーinザ・シティ」の魅力を紹介。クレイの質感やコマ撮りの動きなどの特徴を追求しながら、ピングーの世界観をCGで作り上げた。CGならではの躍動感も加わったピングーの世界を、オリジナル編集映像やAR体験などを通じて楽しむことができる。
会場には、「ピングー展」限定グッズや先行商品などを取り揃えるグッズショップも登場。宝物の“くま”と“うさぎ”を愛おしそうに抱いたピングーとピンガのぬいぐるみや、南極の氷世界をイメージしたウォータードームなどが並ぶ。
人気ブランドとのコラボレーショングッズにも注目。「リバティプリント」にピングーを刺繍したミニトートバックや、「カリタ」のHASAMIマグカップ&ドリッパー、「アイスウォッチ(Ice-Watch)」のフェイスモチーフ腕時計などが手に入る。