2013年2月16日(土)にロンドンファッションウィークでDAKS(ダックス)が2013年秋冬コレクションを発表した。 『愛の嵐』で有名な女優、シャーロット・ランプリングにインスピレーションを受けた今季のコレクションは、リラックスし、時折アンドロジナスなムードを伝統的なフォルムやレイヤードで表現している。
DAKSの伝統"ザ・ブリティッシュ"が軸となった本コレクションは、コンテンポラリーなパターンやカッティングのテクニックや、メタリックな表面加工など新しい要素を打ち出しながらも、クラフトマンシップ、パターンなど高い技術に裏打ちされている。また上質なフランネル、フェルト・ウール、モヘアやスエードなど素材そのものが持つ魅力も存分に生かされた。
ファーストルックには、ラグジュアリーで艶やかなグレーのセットアップのパンツルックが登場。レイラードとルーズなシルエットが作る、マスキュリンでリラックスしたスタイルだ。ダブルブレストのタキシードタイプや、深くV字にカッティングされたデザインなどエレガントなジャンプスーツも印象的。
落ち着いたグレー、オリーブ、深いクラレット(赤紫)、ネイビーやブラックを基調としたカラーパレットは、グラフィックデザイナーのアシュレイ・ヘビンデンに着想を得たものだ。
シャツのインにレイヤードされたブリティッシュらしいハウスチェックのニット、そしてハウスチェックとフラワーモチーフが重ねられたパターンからもブランドの伝統を感じることができる。「これぞ大人のブリティッシュスタイル」と言えるタイムレスでエレガントなコレクションとなった。