坂口拓主演の“幻のアクション映画”『狂武蔵』が遂に完成。2020年8月21日(金)より全国ロードショー。
映画『狂武蔵』は、剣術の名門である吉岡一門と宮本武蔵の死闘を描いた侍アクション映画。『GANTZ』『キングダム』シリーズのアクション監督を務めた下村勇ニと、アクションシーンを牽引する坂口拓がタッグを組み撮影が行われたが、“未完成”の状態のまま約9年間眠り続けていた幻の作品でもある。
その気になる内容といえば、宮本武蔵を演じる坂口拓が77分ワンシーン・ワンカットで臨み、たった独りで400人の相手を斬り捨てるという前代未聞なアクション。共演者に対して「本気でかかってこい!手を抜いたら殺す!」と周囲に圧をかけながら撮影に挑んだという坂口は、現場に漂うリアルな緊張感の中で、満身創痍になりながら宮本武蔵を演じきったという。
そして今回遂に完成を迎える『狂武蔵』には、『キングダム』で坂口と共演した仲である山崎賢人もキャストとして出演決定。親友・吉岡清十郎を宮本武蔵に討たれたことで、仇討ちに燃える武士・忠助(ちゅうすけ)を演じる。
今回初めての時代劇であり、侍役を演じた山崎は、「時代背景や忠助のバックボーンを下村さん(監督)と相談して刀の抜刀から構えは稲川先生につけていただきました。“侍”という運命を背負い、正しくあろうとする一方で吉岡一門という組織の中でのしがらみにあらがえずにいた忠助が憎き相手であるべき武蔵に対して羨望を覚える忠助の葛藤を意識しました。」とコメント。
また「キングダム撮影中に大切なことを身をもって教えてくれた大好きな拓さんと下村さんの映画を復活させたい、お二人の魂がこもった現場に立ち会いたいという気持ちで参加させていただきました。」と、映画完成にかける想いの丈も明かしている。
【ストーリー】
1604(慶長9)年、9歳の吉岡又七郎と宮本武蔵(坂口拓)との決闘が行われようとしていた。武蔵に道場破りをされた名門吉岡道場は、既にこれまで2度の決闘で師範清十郎とその弟伝七郎を失っていた。面目を潰された一門はまだ幼い清十郎の嫡男・又七郎殿との決闘を仕込み、一門全員で武蔵を襲う計略を練ったのだった。一門100人に加え、金で雇った他流派300人が決闘場のまわりに身を潜めていたが、突如現れた武蔵が襲いかかる。突然の奇襲に凍りつく吉岡一門。そして武蔵1人対吉岡一門400人の死闘が始まった!
『狂武蔵』
公開日:2020年8月21日(金)
出演:TAK∴(坂口拓)、山﨑賢人、斎藤洋介、樋浦 勉
監督:下村勇二
原案協力:園子温
配給:アルバトロス・フィルム