2013年3月20日(水)、マカロニック(MACARONIC) の2013-14年秋冬コレクションが発表された。「見ての通り数字の"パラドックス(PARADOX)"なんですが、0から9のたった10個の文字で無限の羅列が生まれるところから数字に興味をもった。一見数字に見えない部分もあらゆるところに数字が散りばめられていて、いろんな意味でも数字のパラドックスなんです。」とデザイナー青木貴志はテーマを説明する。
数字のシェイプは、ダーツや切り替えの線にも使われた。例えば、ショート丈のミリタリージャケットは、"3"が描くカーブをポケットの穴の部分にうまく利用した。チェックなどのパターンも近くで見るとすべて数字でできている。メタルのプレートをつなぎ合わせたスカートや、スカーフを多用したトップス、異素材からなるカラフルなトップスなど、あらゆる素材を組み合わせて1つの服を作り上げる、マカロニックらしい試みもみられた。
モデル達のヘアメイクにも数字が隠れる。大きなヘッドーピースは、数字の組み合わせで造形され、おじいさんモデルの真っ白なひげは"3"と"7"と"9"の形に編まれている。
ラストは、顔までボディースーツで覆われた怪しげなルックのモデルが登場。ビーズとスパンコールでできたブラックのベースから浮かびあがる、カラフルな"0"の文字でショーはエンディングを迎えた。