サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の2021年秋冬メンズコレクションが発表された。
サルヴァトーレ フェラガモは「FUTURE POSITIVE」をシーズンテーマに、ポジティブな雰囲気を纏った近未来的なコレクションを展開。メンズ・ウィメンズ合同で発表した今季のコレクションについて、クリエイティブ ディレクターのポール・アンドリューは「歴史や伝統に引き戻される傾向にある」ファッションを改めて見つめ直し、「未来の欠片を通して現在を見据える」クリエーションを目指したと語っている。
インスピレーション源になったのは、90年代公開の『ガタカ』『夢の涯てまでも』『マトリックス』といったSF映画。“現代のユニフォーム”とも言うべきベーシックウェアに、90年代を思わせるレトロフューチャーリスティックなパターンや、鮮やかな色彩をのせることで、モダンなルックにアップデートしている。
ハイネックのニットウェアは、身体にぴたりとフィットするスリムなシルエットで。ボディラインを強調するようなカラーブロックデザインをグラフィカルに配している。
コーディネートで、近未来的なムードを演出するアプローチも。黒のロングコートには、同色のシャツ&パンツを差し込んで、SF映画の登場人物たちを連想させるオールブラックルックにまとめあげている。
足もとに合わせたスペースバイカーブーツや、スキューバソックスニーカーも今季の特徴的な要素。メンズには、ガンチーニロゴをエンボス加工し、機能的なポケットやユーティリティストラップを付けたトラベルバッグも登場する。