ルルムウ(rurumu:)の2021-22年秋冬コレクションが、2021年4月20日(火)に東京タワーメディアセンターで発表された。
ルルムウのデザイナー・東佳苗がテーマとして掲げたのは、“孤高の魔女たち”という意味を持つ「solitary witches」。会場には、「サバド」と呼ばれる魔女の集会が13人で行われることにちなみ、1人の少女と魔女に扮した12人のモデルが次々と現れた。
まず目を引くのは、“お守りとして取り入れた”という星を重ねたようなモチーフ。パフスリーブのレザージャケットにはスタッズで、ドロップショルダーのニットカーディガンにはラメ糸でモチーフを表現した。
レースやフリル、リボン、チュールといったロマンチックなディテールも散見された。ウエスト位置にコルセットのようなデザインを取り入れたシャツには、裾や袖口にレースを、ビックカラーにフリルをセット。さらに、ふんわりとしたシルエットのチュールスカートと合わせることで、より一層ドリーミーなムードを演出した。
豊富なラインナップで展開されたニットアイテムには、ダメージ加工を施して危うげな印象に仕上げた。チェック生地とニットを組み合わせたスカートは、裾が裂けたようなデザインで登場。バックに大胆なフリルをあしらったニットワンピースは、ほつれたような糸が歩く度にゆらゆらと揺れる。
帽子やアクセサリーなどコーディネートにアクセントをプラスする小物も披露された。淡いピンクやブラックなどで展開された帽子は、リボンを組み合わせてゴシックな世界観に。ネックレスは、月やハートのメタルパーツを複数あしらったデコラティブなデザインが印象的だ。