ルルムウ(rurumu:)の2023年春夏コレクションが、2022年11月8日(火)に、東京・代官山にあるルーフミュージアムで発表された。
”覚醒状態”を意味する「The state of flow」をテーマに掲げた今季のルルムウ。デザイナー・東佳苗が学生時代より関心を持っていたという夢や白昼夢にフォーカスし、夢からそのまま飛び出してきたようなロマンティックなムードのピースを展開する。
コレクションの主役となるのは、フリルやレース、チュール、リボンといったロマンティックな要素をたっぷりと詰め込んだドレスたち。例えば、フリルを重ねたワンピースには繊細なレースで仕立てたガウンを合わせることで、とびきりドリーミーなルックを完成させた。
ワードローブのロマンティックなムードを加速させるのは、蝶々や花柄のモチーフ。透け感のあるキャミソールワンピースは、美しく舞う蝶々や植物を描いて、花畑を思わせるデザインに仕上げている。
ブランドを象徴するニットにも注目。ショート丈のニットドレスは、様々なカラーで彩り、見る者の視線を集める華やかな一着に。かぎ編みのニットカーディガンの身頃には編み込みやレースの装飾をあしらって、多彩な表情を生み出した。
カラーは、夢の世界を彷彿とさせる淡い色彩のピンクやブルー、パープル、グリーンなどが中心。そのドラマティックな雰囲気に時折ブラックカラーが差し込まれ、ルック全体を引き締めていた。
コーディネートにアクセントをプラスする小物にも目を奪われる。ビーズやファー、レースなどをふんだんに配した遊び心あふれるサンダルや、耳がたらんと垂れたうさぎのようなニット帽、ぬいぐるみのポシェットなど、今季のコレクションのムードにぴったりなアイテムが展開された。