エルメス(Hermès)が、新しいシルバージュエリー・コレクションのローンチを記念し、ショートフィルム「The sound of Hermès silver」を公開した。
映像の中に登場するインスタレーションを手掛けたのは、イギリス・ロンドンを拠点に活動するデザイナー集団のUVA(United Visual Artist)。「もしシルバーが独自の”音”を備えているとしたら」というユニークなアイディアをもとに、モダンで、没入感のある、ユニークな作品を作り上げた。幻想的な映像を撮影したのはイギリス人映像作家のカズウェル・コギンス(Caswell Coggins)。
ロンドンのスタジオに作られたインスタレーションは、実際に銀で”音”を奏でる事が出来る装置。エルメスの新作シルバージュエリーは、無数の歯車によって複雑に制御された16個の金属製ターンテーブルの上に配置され、回転。その動きを照射されるレーザーがスキャンする事で、ジュエリーが様々な”音”を奏でるという仕組みだ。
それぞれのジュエリーが持つサウンドはその形状、密度、大きさ、重さなどをインスピレーション源に、フランスの前衛ミュージシャンであるヨギーワン(YoggyOne)が制作。奏でられるサウンドは単なる”音”だけではない。時折、エルメスの職人たちの”追憶の記憶”がジュエリーの中に閉じ込められていたかのように”声”が発せられ、実験的で予測不能なシンフォニーが誕生する。
エルメスが誇る伝統的な銀細工のクラフトマンシップと、芸術的なパフォーマンスが見事に融合した映像作品が誕生した。
【CREDITS】
Hermès Credits:Victoria Ewen、Danièle Attias、Anne Loriot
Creative Director:Philippe Simonet
Agency Credits:Grégoire Assemat-Tessandier
Artistic Director:Jean-Michel Falligan-Devergne
Project Manager:Nicolas Fretelliere
TV production:\Else
TV Producer:Virginie Chalard
Installation:UVA
Music:YoggyOne
Production:Gang Films
Director:Caswell Coggins