寺山修司の生誕90年を記念した展覧会「ジャパン・アヴァンギャルド —アングラ演劇傑作ポスター展—」が、大阪の扇町ミュージアムキューブにて、2025年1月22日(水)から2月16日(日)まで開催される。
1960年代から1980年代半ばにかけて、日本の演劇界では、商業演劇とは一線を画した「アングラ演劇(小劇場運動)」が勢いを持った。寺山修司や唐十郎といった劇作家や演出家が、独自の実験的な舞台を繰り広げたのだ。そして、こうした公演のポスターは、当時の一流のアーティストによって手がけられ、ユニークなビジュアル表現で観客の心を捉えたのであった。
アングラ演劇のポスター制作には、横尾忠則をはじめ、宇野亞喜良、赤瀬川原平、金子國義、戸田ツトムといったアーティストが携わった。こうしたポスターは、単に演劇告知のポスターであるばかりでなく、アングラ演劇の軌跡を示すものでもある。これらのポスターが今なお輝きを失わない理由のひとつには、ポスターのデザイナーが舞台美術も担当したため、ポスターに舞台全体のイメージが凝縮されたことを挙げられるだろう。
「ジャパン・アヴァンギャルド —アングラ演劇傑作ポスター展—」は、アングラ演劇の傑作ポスターを紹介する展覧会。2万点以上の舞台芸術のポスターを擁する、ポスターハリス・カンパニーの「現代演劇ポスターコレクション」より、選りすぐりのポスター作品を公開する。
寺山修司生誕90年記念「ジャパン・アヴァンギャルド —アングラ演劇傑作ポスター展—」
会期:2025年1月22日(水)~2月16日(日)
会場:扇町ミュージアムキューブ CUBE02
住所:大阪府大阪市北区南扇町6-26
開館時間:13:00〜20:00(入館は19:30まで)
観覧料:一般 1,500円、大学・専門学校生 1,000円、高校生以下 無料
※障がい者手帳の所持者および介助者(1名まで)は無料
※チケットは、10月27日(日)10:00より、チケットぴあ(Pコード 687-112)、ローソンチケット(Lコード 53781)、イープラスにて販売
【問い合わせ先】
扇町ミュージアムキュープ
TEL:06-6766-4166